「BRSAと私」
大瀧妙子
この度、在日ビルマ難民たすけあいの会(BRSA)の機関誌発行の運びとなり、会員が自分の想いを表現できる機会が増えたことはとても喜ばしいことです。努力された編集委員の方々に感謝! さっそく作文の苦手な私も一筆参加し、会長としての現在の心境をお届けしたいと思います。
ビルマ難民と私の出会いは牛久収容所での面会から始まりました。保証人、保証金、仮放免後の苦難を目の当たりにし、たいへん心が痛みながらも、個人的な援助には限界があると感じ、助け合う組織の必要性を折につれ話していました。当時の仮放免者から自発的に会を作ろうという話がまとまり、2008年春にBRSAが発足したわけです。
私も会長となり、ビルマ難民と日本人支援者でつくる組織体の民主的運営を目指しました。が、私自身、ビルマ語は分からず、ビルマ文化、ビルマ人気質にも深い理解がなかったため、さまざまな運営上の問題に直面してきました。とまどいながら何とかまとめようと努力して参りました。
会長としての責任感と現実の状況に悩む私にとって、経験豊富な西田先生や先輩の方々のご指導はこの上ない栄養剤となり、私を力づけてくれました。そのお陰で少し肩の力を抜いて新境地で対応して行く気持に変わりました。
会の主人公は会員のビルマ難民です。会の運営は彼らの自主性に任せましょう。私も指導力とか会長責任という気負いを払って、見守りに徹しましょう。BRSA活動が目的からはずれることがないよう脇から注意する程度にしよう。そして主人公の会員自身が経験し、学習し、育っていく過程を楽しみながら共に歩もう。出来ないこと、無理なことは、それを期待すること自体が重荷になるから。でも「いつかは」という希望をもって共に歩もう。そして私も一緒に成長しよう。皆様よろしくお願いいたします。(言葉が足りなくてご理解に苦しむ点もあるかと思いますが、わたしたちBRSAを暖かく見守りご支援よろしくお願い致します。)
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