最新ニュース

BRSAはネーミョージンさんの釈放を求めます!
  
  BRSAが捉えた  ネーミョージン,逮捕の瞬間
      
           連行されるネーミョージン

           法廷のネーミョージン

2014年1〜3月の活動報告
を掲載しました。

4月の予定
4月6日  ミンウーさんのための法要・月例会議
4月13日 ビルマ水掛け祭りに出店(日比谷公園)

2011年10月20日木曜日

収容代替措置に関するワークショップ

ワークショップ:収容の代替措置~外国人の収容を回避するために
2011年10月14日(金)10:00~17:00
場所:聖イグナチオ教会
主催者:特定非営利活動法人なんみんフォーラム(FRJ)
後援:国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所

難民問題に取り組む人々40名ほどが参加して、上記ワークショップが開かれた。午前中は、「収容代替措置(Alternatives to Detention = ATD)」に関する諸外国での取り組みに関する説明があった。

まず、UNHCRの駐日事務所主席法務官タニエル・アルカル氏から次のような説明があった。
一般原則として難民申請者は収容されるべきではなく、収容は最終的な手段としてのみされるべきである、収容に替わる措置として、在住資格が確定するまで、移動の自由を持って地域に居住することを許可すべきである。ATDは国連の人権機構においても優先事項であり、UNHCRと韓国政府が主催した第一回地域ラウンドテーブルが2010年韓国で開催された。
その概要:収容が不法入国・滞在を阻止、難民申請を思いとどまらせる要因となるという証拠はない。難民申請は犯罪ではないので、収容という制裁を受けるべきではない。出頭要請、コミュニティーの監視体制、ケース・マネジメントなどの収容代替措置が考慮されるべき等が決議された。
現在日本政府も代替措置の件に関する検討を行っている。

次に、国際拘禁連盟 (IDT)のディレクター、グラント・ミッチェル氏がオーストラリアなど諸外国での例を紹介した。
オーストラリアではNGOの地域住居モデルを政府が試行し、その後国が資金を提供するプログラムに拡大。その他にも、ニュージーランド、スウェーデン、アルゼンチン、ベルギー、香港などでも様々な形で徐々に取り入れられている。

韓国の弁護士キム・ジョンチョル氏の報告:韓国では恣意的に拘禁され、現在唯一の代替措置としての「一時解放」があるが、保証金が最高20,000米ドルで高すぎる。現在政府が開放型の住宅施設を建設中である。

難民支援協会ブライアン・バーバー氏の報告:香港では政府を相手取って訴訟を起こし、それが政策転換と解放につながった。

午後は、日本政府に対する働きかけを行う場合の課題、効果的に政府・市民に訴える方法など「日本に導入する場合の検討」が4つのグループに分かれて行われた。

各グループで現在の日本における代替措置(仮放免、仮滞在ビザ、一時庇護上陸許可など)を拡大する際の課題が洗い出された。各グループとも難民申請者は住居・医療・社会保障など生活手段の確保が難しく、特に労働許可がないため収入が確保されない。日本語の能力欠如など様々な問題点が挙げられた。一人の参加者から「日本には難民庁がないため、難民問題が法務省の下で長い間ペンディングされる場合がある。日本にも難民問題だけを取り扱う難民省が設置されるよう市民に働きかけて欲しい」という提案があった。

次に、脆弱グループとしての対象者の優先順位を各グループが洗い出す作業を行った。例えば、病人、子供、長期収容者、子供から離されて収容されている人、拷問を受けた経験のある人等々。各グループはこのような優先となるグループをひとつだけ選び、その人たちに対し地域でどのような支援ができるかを検討した。各グループは選んだ優先グループにより優先順位には違いがあったが、どのグループも、医療、保証人/金、住居、生活費、語学教育、生活指導(ゴミだし等)、就労指導、社会的ネットワーク(友人等)、その他必要な訓練などが列挙された。

各グループの選んだ優先グループを政府に訴える短いメッセージを作った。
“You don’t need to make me a citizen, but don’t put me in jail!”(私を市民にしてくれなくてもいいから、監禁だけはしないで!)が、このワークショップ参加者による投票の結果、最優秀賞を獲得。(この標語は、BRSAから参加したオーマーさんが作ったものです。オーマーさんおめでとう!)

2011年11月デモ活動予定

11月のデモ活動

毎月定期的に行っているデモ活動
11月9日  民族リーダー解放運動 渋谷国連前
11月30日 De Pe Yin記念日     大使館前

上記以外のデモ活動については追ってお知らせいたします。

2011年11月 月例会日時

2011年11月の例会は下記の予定で開催されます。

日時:11月20日 9:00~10:00 役員会
           10:00~12:00 ミーティング
場所:駒込地域文化創造会館

オーマーさんが最優秀賞獲得

「収容の代替措置~外国人の収容を回避するために」と題されたワークショップが2011年10月15日(金)10:00~17:00、聖イグナチオ教会で難民問題に取り組む人々40名ほどが参加して開催された。(詳細は報告欄に別掲)
上記ワークショップで日本政府に訴える短いメッセージを作り、BRSAのオーマーさんが作った “You don’t need to make me a citizen, but don’t put me in jail!”(私を市民にしてくれなくてもいいから、拘束だけはしないで!)が、参加者による投票の結果、最優秀賞を獲得した。

オーマーさんおめでとう!

2011年10月 月例会議報告

10月例会が以下のように開催された。

時:10月16日(日曜日)、9:30~12:00

於:駒込地域文化創造館

今月は業務監査日下部伸氏が出席して下さって活発な報告・討論が行われた。

会長あいさつ
 例会が月一回となったので、インターネット等で連絡・情報の共有を密にして欲しい。会長の活動  報告として、前回の会議でビルマ人に対する難民対策をBRSAの会長として入管に確認して欲しいという要望があったので、難民審査担当官の方にお話を伺う機会を頂いた。その結果報告
1原則、難民法の規則に基づいて難民の資格審査を行う。認定者は少ない
2特別在留資格は、帰国すると危険だと思われる人には発行する
3ビザの発行が受けられない人:本国・日本で全く活動していない人、並びに、難民性があっても著しく素行の悪い人
4活動の質が大切:デモや集会に出席して大勢の中での写真は、低い評価。高く評価される活動は、自分の祖国に対する思いや信念を独創的なやり方で実行する活動及びその成果
BRSA内には自分の能力を発揮できる機会が多くあるのでそれを利用して欲しい。

活動報告

1会計9月会計報告
 収入: 会費    113,500
 保証金戻り     60,000
 出費: 事務費    25,260
 会場費                60,000
   帳簿残               843,949
   銀行残             1,074,998
   合計                 1,918,947

2政治活動
  本国での政治状況報告。それに関連して民主化が進めばBRSAが今まで行ってきた活動を見直 し、新しい方向性を検討する必要がある。メディアの報道を注視すること。

3オーマーさんが「収容の代替措置~外国人の収容を回避するために」と題したワークショップ(10 月14日)に出席。その件に関する報告があった。(「ニュース」の中にワークショップに関する報告を掲載)

4対外活動
月の活動報告。恒例となっている冬の旅行に関するアイディアを出して欲しい

会長:BRSAは互助団体であると同時に政治活動の団体である。会は民主的に運営され、会の活 動に参加することで本国の民主化に向けて民主主義の精神を学ぶ場所ともなっている。そのことを念頭に会の運営・活動に積極的に参加して欲しい。


役員会(11:0012:00)

会長:今年度2回目のセミナーの主題に関してオーマーさんより提案が出されている。オーマーさんに報告してもらうが、セミナーは遅くとも12月11日(日曜日)までには開催したい。

オーマー提案
 セミナーは、BRSAの若いメンバーや日本人にビルマの政治状況をより深く理解してもらうことを目的として、日本人にも参加してもらい、他団体のリーダー格の人々・経験者にビルマのこれまでの民主化に向けた歴史・運動、さらに「民主化の将来」に関する講義をしてもらう。

セミナーはこの方針で開催することに決定。

会長:組織活動は各々の役割を果たすことで成り立っている。BRSAは充分な計画がないまま活動が行われ上手く執行されていないケースが間々あるので、頑張って欲しい。例えば、冬の旅行の計画もいまだ具体的な計画がされていない。秋のセミナーは充分な準備をして欲しい。

広報活動は引継ぎが上手く行われず、いまだ活動に支障がある。
セタナーは広報部の一部として活動して欲しい。過去その活動内容が会議等で充分報告されず、例えば発行日などの事前報告はなく独自に編集されていたが、今後発行については広報部長と相談し、そのことを役員会議で報告して欲しい。

熊切氏:組織的な問題より、セタナーの内容がいかに読者に受け取られているかのほうが大切な事項だから、内容に関する話をして欲しい。

日下部氏:広報で重要なことは、1.伝えたい情報、伝えるべき情報を考慮して発行日を決める、2.さらに、面白いことにこしたことはない。しかし面白さより伝えるべき内容に重点を置くこと、3.広報では双方向の情報共有が必要なので各会員も情報・写真を編集部に送ること、である。このことを念頭に会員全員の機関誌として情報の発信を行って欲しい。

最後に業務監査日下部氏より次の言葉を頂いた。

日下部氏:今日はこの会に出席して皆の熱心さに感銘を受けた。組織活動の重要なことは、1.会議は多くの参加者のもときちんと開催すること、2.情報を共有すること(広報はその一部)、3.資金を集め管理すること、の三項目である。経験から、全部が上手く機能しないと、組織はつぶれる。BRSAが維持できていることは皆さんの努力の賜物であり素晴らしいことである。

上記三つの項目に共通のこととして、「誰が、何を、いつまでにやるか」ということである。「誰かがやるだろう」は絶対に駄目。広報ではホームページが一番大事であり、担当者に情報・写真を送り内容を充実させること。

2011年10月デモ活動予定

10月9日  民族リーダー解放運動(毎月9日) 渋谷国連前
10月21日 Minko Naing              大使館前
10月30日 De Pe Yin 記念日(毎月30日)   大使館前

灯明祭

2011年の灯明祭が開かれます!

10月23日(日曜日)11:00頃~15:00頃
場所:木場公園(地下鉄東西線)
入場料:日本人無料

「おいしいビルマ」「ビルマ文化の香り」を家族皆さんで
お楽しみ頂きたいと思います。お待ちしております。