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BRSAはネーミョージンさんの釈放を求めます!
  
  BRSAが捉えた  ネーミョージン,逮捕の瞬間
      
           連行されるネーミョージン

           法廷のネーミョージン

2014年1〜3月の活動報告
を掲載しました。

4月の予定
4月6日  ミンウーさんのための法要・月例会議
4月13日 ビルマ水掛け祭りに出店(日比谷公園)

2014年4月16日水曜日

BRSA緊急報告会のお知らせ

在日ビルマ難民たすけあいの会(BRSA)はネーミョージンさんの即時釈放を求めます!


2014年4月1日,政治・社会活動家として知られ,農民の人権と生活の向上のために闘い続けてきたネーミョージン(NAY MYO ZIN)さんがヤンゴンで逮捕され,3ヶ月の禁固刑を言い渡されました。

【逮捕の経緯】
今年1月18日にヤンゴン中心部のマハーバンドゥーラ公園周辺で,ビルマ(ミャンマー)各地からやってきた農民たちによる抗議デモが行われました。このデモを無許可で行ったとして,主催者のひとりであるネーミョージンさんが逮捕されました。

逮捕の根拠となった法律は「平和的集会及び平和的行進法第18条」。これはかねてから反政府活動を規制し,政治活動家を弾圧するために,ビルマ政府が用いている法律であり,ビルマ国内ばかりでなく国際的にも非難されています。

ネーミョージンさんも長らくこの法律の廃止のために身を呈して闘ってきた活動家のひとりです。彼はこの法律や同様の悪法により,たびたび投獄される危機に遭い,実際今回のように投獄されてきました。しかし,彼は自分が投獄されるという事態を却って悪法廃止の好機と捉え,ネットなどを通じて世論を喚起しています。

わたしたち,在日ビルマ難民たすけあいの会(BRSA)も,彼の闘いに賛同し,ビルマ政府の不正と悪法を糺し,より民主的なビルマのために彼とともに働くものです。

わたしたちは,より民主的なビルマを作るためならば投獄をも恐れないネーミョージンさんの強い意志に敬意を抱きつつ,この悪法により自由を奪われた彼のの即時釈放を強く求め,そのための働きかけを行っています。

【緊急報告会】
BRSAはかねてからネーミョージンさんと協力関係にあり,2013年11月13日には,ビルマで彼が警察に逮捕される瞬間にも居合わせました。

今回の報告会では,ネーミョージンさんの活動とビルマの現状をより多くに方々知っていただき,彼の釈放を求める動きを広げるために,昨年の逮捕の貴重な映像を中心に,彼の活動を紹介し,また今回の逮捕の経緯についても詳しく報告します。(3月14日と28日に開催した報告会と内容は重なります)。

詳しくはFREE NAY MYO ZINをご覧ください。

日時:4月25日(金)19:00~21:00
場所:BRSA事務局
(東京都台東区上野3-12-5大同ビル2F Burma Concern内)
JR山手線御徒町駅より徒歩3分。御徒町南口1(駅前広場側)を秋葉原方面に進み,
3本めの通り(居酒屋南部百姓家の角)を入る。その先の郵便ポストがあるビル。

参加費:1,000円(資料代など)
連絡先:brsajp@gmail.com
主催:在日ビルマ難民たすけあいの会(BRSA)

【ネーミョージンさん略歴】
1975年6月10日生れ。1994年,軍士官学校に入学し,2005年まで軍人生活を送る。それ以降は腐敗した軍事政権の告発者としてシンガポールで活動する。2007年9月のサフラン革命に参加するため帰国。以後,地下政治活動を行う。2009年,国民民主連盟(NLD)に加入。青年献血グループのボランティアとして活動。2011年4月2日ヤンゴン警察の公安部に逮捕され,のちに電子取引法第33条a項違反により10年の刑を宣告される。2012年1月13日,大統領恩赦により釈放。以後,ミャンマー社会発展ネットワーク(MSDN)を結成し,①貧困に苦しむ農民たちの生活向上と②「法の支配」の確立を目的にさまざまな活動を行う。

【在日ビルマ難民たすけあいの会(BRSA)】
2008年に在日ビルマ難民と日本人によって設立された政治団体。あらゆるビルマの難民・国民のため,ビルマの民主化のため,さまざまな政治活動・支援活動を行っています。ウェブサイト:http://brsajp.blogspot.jp】

2014年4月3日木曜日

ウ・ミンウーさんを悼んで

2014年3月29日に亡くなった在日ビルマ難民たすけあいの会(BRSA)の副会長,U Myint Oo(ウ・ミンウー)さんの葬儀が3月31日,千葉県佐原にて行われました。

東京からは遠く,また月曜日だったにもかかわらず30人の方が参列してくださり,ビルマ仏教の伝統にのっとり故人を送ることができました。

ウ・ミンウーさんは,その温厚な人柄でわたしたち会員をひとつにしてくれました。また,その豊富な経験により会の運営を支えてもくれました。彼はわたしたちにとってはいなくてはならない存在であり,その彼ともはやBRSAのさまざまな活動を共に行うことができないのは,わたしたちにとって非常な悲しみです。

故人が千葉県立佐原病院に入院したのは今年の1月26日のことですが,それからも彼はわたしたちのためにたびたび助言をしてくれました。会の運営にはさまざまな問題がつきものですが,そうした問題に困っているわたしたちに対し「BRSAにはまだまだビルマのためにやらなくてはならないことがあるのだから,そんな問題で足踏みしている暇はない」と励ましてくれた彼の言葉を忘れることは決してないでしょう。

故人にはビルマに弟さんが,そしてフィリピンには奥さんと2人のお子さんがいます。わたしたちはご家族が来日できるようにビザの手配など準備を進めておりましたが,残念ながら,病状の急変のためについに間に合いませんでした。ですが,わたしたちは故人が亡くなる前日に,電話により弟さん,そして奥さんと娘さんの声を彼に聞かせることができました。そのときミンウーさんの意識がどの程度はっきりしていたかは分かりませんが,彼が何か理解したような気配を示したことが,残されたご家族ばかりでなく,わたしたちにとっても大きな慰めとなっています。

ミンウーさんが長らく勤められた株式会社塚本シャーリングの塚本武夫社長は故人の闘病を何年にも渡り支え,また葬儀にあたってはその費用を含め一切の手配をしてくださいました。心より感謝を申し上げます。また,故人を支えてくださった同僚の方々,そして,ビルマ式の葬送を受け入れてくださった髙橋式典ハナホールと北総斎場のみなさまにも,厚く感謝を申し上げる次第です。

ご家族との最後の別れはできませんでしたが,これらの方々のご理解とご協力により,多くの仲間たちに慕われていた故人にふさわしい葬儀を執り行えたことにわたしたちはとても感謝しております。

最後になりましたが,葬儀に参列してくださったみなさん,そして様々な事情により参列できなかったものの,故人のために祈ってくださったみなさん,本当にありがとうございました。

在日ビルマ難民たすけあいの会(BRSA)
会長 熊切 拓

 会議でスピーチをするミンウーさん

 葬儀の様子

葬儀の様子

2014年1〜3月の活動報告

2014年1〜3月の活動報告

【イベント】
1月1日 元旦バス旅行(新潟県湯沢スキー場への日帰り旅行,94人が参加)

3月14日・3月28日 報告会「あるポスト・サフラン・ジェネレーション活動家の逮捕
(BRSA事務所,2回で11人の参加者。参加してくださった方々からいろいろな話が聞けてとても楽しかったです。)

 ビデオの上映
【会議】
1月19日 臨時総会(南大塚地域文化創造館会議室,午後5:30〜)
2013年度半期の活動報告,会計報告,ビルマ訪問報告などが行われました。


2月16日 役員会議(BRSA事務所)
入院中の会員への支援,今後の活動計画などについて話し合われました。


3月16日   月例会議(豊島区東部区民事務所,午後6:00〜)
会員に対する支援活動,水掛け祭りの出店計画,入管への働き掛けなどについて話し合われました。


【支援活動】
*仮放免申請を,1月に東京入国管理局に収容されている会員ひとりのために,3月に東日本入国管理センターに収容されている会員3人のために行いました。

*2月,入院中の会員のために病気見舞い3万円を手渡しました。

*病気のために亡くなった会員の葬儀を手伝い,遺族との連絡などの支援を行いました。


【ビルマ国内支援活動】
2月,ビルマ,ヤンゴンで政府と企業によって強制的に立ち退かされた人々に対する食料支援など(日本円で約3万円)を,ネーミョージン氏を通じて行いました。