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BRSAはネーミョージンさんの釈放を求めます!
  
  BRSAが捉えた  ネーミョージン,逮捕の瞬間
      
           連行されるネーミョージン

           法廷のネーミョージン

2014年1〜3月の活動報告
を掲載しました。

4月の予定
4月6日  ミンウーさんのための法要・月例会議
4月13日 ビルマ水掛け祭りに出店(日比谷公園)

2010年11月11日木曜日

あなたの日本語は何級かな(セタナー第1号より)

(10月24日に発行されたBRSA機関誌「セタナー(気持ち)」より日本語記事をご紹介いたします。最初は今日82歳の誕生日を迎えられた西田先生のお書きになった記事からです。在日ビルマ人に対する日本語教育に情熱を傾けられてきた先生ならではの心遣いから本文にはすべての漢字にルビが振ってありましたが、ここでは割愛させていただきました。末尾の2葉の写真と説明は、先生の元の原稿に付されていたものですが、紙幅の都合から紙面には掲載することができなかったものです。 )

あなたの日本語は何級かな
西田敦(BRSA前顧問)

■日曜日、秋葉原の一角はビルマ人でいっぱい

私は日本の名前を西田敦といい、ビルマ語の名前はウーミンガラと言います。時々コーヤンアウンとも言いますが、もうじき82歳のおじいちゃんです。私は 1996年6月から在日ビルマ人を対象にミンガラ日本語教室を開きました。教室の場所は、今は秋葉原駅から3・4分のところにあります。今年で15年目で すが、すでに2000人のビルマの皆さんがここで日本語を勉強しました。先生は20人ぐらいいますが日本人の先生はみな資格を持ったベテランで、ビルマ人 の先生も2人います。毎週日曜日、この教室にはビルマ人がいっぱい集まっています。クラスはあいうえお級、N5級からN1級まであります。まあN3級まで はとりたいですね。ところであなたの日本語は何級かな?


■15年間、警察と入管に通いました

教室は最初ビルマ人生徒2人で始まりましたが、すぐ口コミでたくさんのビルマ人が集まるようになりました。当時は不法入国が多く、警察に留置されるビルマ 人が何人かいました。教室生徒の場合は、私が警察や入管(以前は北区の十条にありました)を訪問し彼らを励ましてきました。最近は警察に捕まるビルマ人は ほとんどいませんが、難民申請して入管に収容されるビルマ人が急増してます。2006年までは教室の生徒や関係者だけと面会していましたが、それ以降は、 ビルマ人女性ならば誰にでも面会するようにしました。女性のほうが精神的に参ってる人が多いことと、男性は人数が多く手が回らないためです。このボラン ティア活動は、今でも続いており、毎週水曜日に品川の東京入管に杖をつきながら収容中のビルマ人女性に面会しています。 


■これからずっと日本で暮らす覚悟はありますか?

この雑誌の読者は難民認定申請者が多いと思います。難民認定申請した人は、ビルマに戻ることができず、家族とも別れて、ずっと日本で生活することになりま す。その際、日本人社会で暮らすにはまず日本語が必要になります。日本語ができれば、就職もらくになります。日本で暮らすと決めたら、ミンガラ日本語教室 に電話してみてください(別紙参照[編者注…第1号第12ページに掲載])。日曜日以外を希望される方は、住んでいる区にはたいてい日本語教室があります ので、区役所に電話してみましょう。ただしこの場合は、いろんな国の生徒と一緒です。 


■日本語が上手になるには

日本語教室だけで勉強しても中々覚えられません。ビルマ人のいない職場で働くと自分で覚えるしかなく速く上達します。テレビ、漫画、看板、電車の中の広告 やアナウンスも日本語教材です。また、小型の日本語~ビルマ語の辞書をいつも持ち歩きましょう。もし日本語が分かる人は私のブログ「U MINGALARのつぶやき」が面白いかもしれません。

(写真①)
私が保証人をしているビルマの女性たちから花束を受け取る(2010年5月 BRSA第3回総会にて)


(写真②)
その花束と記念の置物を前にした私。記念品には「感謝 西田敦殿 あなたのビルマ難民に対する多大なるご支援に心から感謝いたします。在日ビルマ難民たすけあいの会」と刻まれていました。

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