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BRSAはネーミョージンさんの釈放を求めます!
  
  BRSAが捉えた  ネーミョージン,逮捕の瞬間
      
           連行されるネーミョージン

           法廷のネーミョージン

2014年1〜3月の活動報告
を掲載しました。

4月の予定
4月6日  ミンウーさんのための法要・月例会議
4月13日 ビルマ水掛け祭りに出店(日比谷公園)

2008年10月21日火曜日

仮放免の詳細

先日、仮放免手続きを行いました。今後誰かの役に立つかもしれないので、以下手続きのあらましを書き記します。

10月某金曜日入国管理局より熊切に電話があり、来週の水曜日に保証人をしているAさんを釈放するので、午後1時に入国管理局にまで来るようにといわれる。ただし、仮放免許可が出たことは本人には教えないでほしいとのこと。

どうして本人に教えないのかについては理由不明。大瀧会長によれば、品川で近頃はじまった慣行らしい。牛久ではそうしたことはないとのこと。熊澤さんも理由についてはわからず。

水曜日、午後1時に入国管理局に行く。まず6階の仮放免の窓口に行き、仮放免手続きのために来た旨を告げ、身分証をみせる。4階の会計係に行くよう指示される。

会計係に行き、指定の呼び鈴を鳴らす。ガラス戸が開き職員が顔を出す。A4の紙を2枚もらう。1枚は、保証金を払い込む三菱東京UFJ銀行三田支店の場所を記した地図、もう一枚は保証金の領収書となるもの。中央に切り取り線があり、片方に自分の名前住所を記す。

その紙と地図を片手に、素早く1階に下り、入管正面で待つタクシーに颯爽と飛び乗る。三菱東京UFJ銀行三田支店まで1400円ほど。

三田支店に到着すると、あらかじめ会計係にいわれていたとおり、整理券などを取らずに案内に日本銀行代理店に用がある旨を伝えると、すぐにその窓口に連れて行ってくれる。保証金30万円と先述の紙を渡す。

しばらくして、紙が半分切り取られたものが帰ってくる。これが30万円の領収書となる。即座に田町駅からタクシーに乗り、入管へ。

4階の会計に再び赴き、指定の呼び鈴を鳴らす。件の領収書を渡し、印鑑を3回ほど押し、引き換えに保管金受領証書をもらう。これは保証金を返してもらうときに必要なので大切に保管しなくてはならない。

6階の仮放免の窓口に意気揚々と帰還するも、担当職員に2時半にもう一度来るようにといわれる。30分ばかり、1階の喫茶店で時間を潰す。

2時半に再び6階に。しばらく待つと、窓口の奥のほうからではなく、外の扉からAさんが連れてこられる。

別室に行き、仮放免に関する注意事項を説明される。仮放免の延長、一時旅行許可証(東京都外に行く場合)には保証人の署名がなくてはならないこと。そして、仮放免中の就労は許可されていないこと。「じゃあ、どうやって生きていけばいいのだ」と言いたい気持ちをぐっとこらえて、おとなしく聞く。

以上で、仮放免手続きは完了。3時前にはすべて終了した。

さて、Aさんはというと、自分の仮放免を知らされたのは、外に出るほんの15分前だったのこと。丁度フリータイムで、同室の者が外に出ているときに、こっそり呼び出され、着替えて荷物をまとめるようにいわれたのだと言う。とすると、仮放免が出たことを教えないというのは、釈放される人と他の被収容者との関係に何か問題が生じるかもしれないと、入管が考えているからかもしれない。ただし、具体的にどのような問題かはわからない。

ちなみに、1時に仮放免手続きを開始するのも、収容者のフリータイムとの兼ね合いがあるのかもしれない。

4ヶ月ぶりに自由の身となったAさん、1階の喫茶店のコーヒーを飲みながら、「収容所のコーヒーは薄いのに150円もするんだぜ」とうれしそうに笑った。

2008年10月 熊切記す。

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