5−3.政治活動支援
ビルマの民主化をさらに進めるために、BRSAは2つの民主化政治活動団体に寄付を行いました。
(1)88世代学生グループ(88 Generation Students Group)
この団体は1988年の全国的民主化運動を率いた学生指導者たちから成り、多くが10~18年の投獄経験を持つ方々です。今回はKo Ko GyiさんとMin Zayarさんにお会いして、現在のビルマの変化の評価やお二人の投獄体験、現在の活動などについてお話を聞きました。Ko Ko Gyiさんの見解としては、現在のビルマは変わりつつあるが、制度自体は古いままであり、権威主義に陥りがちな行政とそれに追随してしまう国民の精神を変える必要があるとのことで、そのために具体的な啓発プログラムを行っているとのことでした。
(2)All Burma Federation of Student Unions
ABFSUの歴史はビルマの学生運動の歴史であるといっても過言ないほど重要な組織ですが、それゆえに長い間政府の弾圧の対象となってきました。自由に活動ができるようになったのは2012年のことで、それまでは多くの学生が投獄されていました。現在は、再び学生たちを組織するために活動をしており、BRSAが訪問した2月14日には長らく禁止されていた総会を開催しており、ビルマ各地から若者が集っていました。
いずれも重要な働きをしている団体であり、BRSAにとってこれらの団体を支援することは今後も非常に重要であるといえます。各々の団体の具体的な活動に対してBRSAとして加わったり、支援したりできるようになればさらによいのでは思います。
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