8月15日(日)、午後1:00〜4:00に南大塚地域文化創造館第1会議室にてBRSAセミナーが開催されました。
まず、根本敬先生(上智大学アジア文化研究所教授・本会顧問)による講演「ビルマと日本の関係を振り返る」が行われました。
内容はまさにこの日にふさわしく、日本人にとっての敗戦とビルマの独立をめぐるものでした。日本とイギリスにたいする「抵抗と協力の狭間」で、アウンサン将軍をはじめとするビルマの人々がどのように独立を獲得していったかについてお話しくださいました。
また、アウンサン将軍とバモー首相の評価の違い、イギリス人の日本への感情、現在の軍事政権におけるアウンサン将軍の扱いなどについても、歴史家としての立場、あるいはご自身の経験から興味深いお話を伺うことができました。
また、会場からでた11月8日の選挙に関する質問にも、「この問題の多い選挙には何の意味もなく、選挙によってビルマは変わらない」とはっきりとしたご意見が聞けたのも、大変心強いことでした。
また、いつもながら素晴らしい通訳をして下さった田辺寿夫さんにも心から感謝を申し上げます。
講演の後は、BRSAの活動報告と弁護士相談部の案内があり、また本会顧問である大川秀史弁護士より、最近の入管の動向についての貴重なお話しがありました。
なお、参加者は約50名でした。
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