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2014年1〜3月の活動報告
を掲載しました。

4月の予定
4月6日  ミンウーさんのための法要・月例会議
4月13日 ビルマ水掛け祭りに出店(日比谷公園)

2009年2月14日土曜日

『50歳プラス』を生きる

本会の会長である大瀧妙子さんが、東京新聞(2月4日)に取り上げられました。以下の記事と写真は東京新聞のウェブサイトより転載したものです。

『50歳プラス』を生きる 収容で病む心身 面会通じきずな
ミャンマー人難民を支える主婦 大滝妙子さん(62歳)

「五年前に、日本にも難民がいて、法務省の施設に収容されていることを知りました」

大滝妙子さんは茨城県取手市の自宅から隣の牛久市にある同省入国管理局の収容施設「東日本入国管理センター」を週三回訪れ、ミャンマー(ビルマ)人を中心に難民申請者らの面会を続けている。

ミャンマー人たちは軍事政権の母国に帰ると政治犯などとして迫害を受ける恐れがあり、日本滞在を続けるために難民申請をしている。同センターは超 過滞在の外国人らを収容する施設。難民申請者でも在留資格がないと、収容されることがあり、大滝さんらの調査では現在四十人以上が収容されている。一年以 上長期収容されるケースもある。

難民と収容施設の存在は、地元の平和運動の仲間に教えられた。それまでは「難民はアフリカの、飢餓でやせこけた子どものイメージ」だった。

始めたころは週一、二回、面会活動の“先輩”に同行。「言葉も分からないし、一緒に行った人の横でニコニコしているだけ」

二カ月後、一人で面会するようになり、西アジアの女性と出会った。「娘と同じぐらいの二十代。精神的に追い詰められていた。なぜこんな目に遭わせるのか」。政府の対応に疑問と憤りを覚え、面会にのめり込んだ。

面会すると喜んでもらえ、差し入れも頼まれる。だが、収容の長期化や将来への不安から「日本人はいい人。でも政府はひどい」と国への怒りをぶつけられることも。「彼らのストレスが少しでも和らげば、それも面会の役割の一つ」

収容者に会うほど、大滝さん自身の憤りも深まった。「収容で精神も体もぼろぼろになって、仮放免で収容施設から出ても、うつ病とかで日常生活ができない人が多くいる」

面会相手のミャンマー人が仮放免直後に病気で亡くなる悲劇にも直面した。仮放免にも保証人と通常は数十万円の保証金が必要で経済的負担も大きい。

「個人では無理。助け合う互助会のような仕組みをつくらないと」。そう呼び掛け、ミャンマー人たちも必要性を痛感した。昨年三月、会費で医療費な どを支え合う「在日ビルマ難民たすけあいの会」(HPは同会で検索)を設立。ミャンマー人たちから「おかあさん」と親しまれている大滝さんは、会長を頼ま れた。

生活費をやりくりしながらの支援。「疲れ切って眠れないこともある。でも、面会していると、きずなができて見過ごせない。自分が生きている証しかな」と笑う。

会員は約一年で二百人を超えたが、日本人は約十人。「日本の若い人たちに難民やビルマの状況、会に関心を持ってもらい、若い人の力を増やしていきたい」

  (飯田克志)

<私の趣味> 歴史、特に古代史、ギリシャ神話やローマ時代、中国の春秋戦国時代などに関心があり、自分なりに読書で勉強している。今夢中なのは、中国の武将らの生きざまを描いた宮城谷昌光著「春秋名臣列伝」(文春文庫)。「現代に近すぎると歴史といっても生々しい。古代史は事実ではないこともあると思うけれど、ロマンやミステリーがいろいろなことをぼかし、エッセンスだけが残っていて、すごく面白い」。考え方など啓発されることもあり、繰り返し読むことも多い。

外国人差別の一例

本会の会員より次のようなメールが届きました。

「ちょっと話したい事があります。話したいというよりお知らせしたいっと言うほうがもっとふさわしいかもしれません。日本で暮らす外国人が、外国人だからという理由で差別された経験があれば教えてください、と以前の会議でおっしゃっていましたが、わたしたちはそのような経験をしました。

わたしたちは今、引っ越しをしようと思って部屋を探しているんですけど、インターネットで礼金、敷金が1ヶ月ずつのちょうどいい物件を見つけました。それで不動産屋に連絡をして、部屋を見に行く約束をしたのですが、実際に不動産屋に行って部屋を見た後、敷金は2ヶ月分払わなければならない、と言われました。

それまで何度も電話して、書類も送っていたのに、どうして急に2ヶ月分になったのか分かりません。外国人だからか、と思うとくやしいです。」

NLDによる支援活動のお知らせ

以前、サイクロン支援の一環として本会よりNLD解放区日本支部を通じてビルマ・タイ国境の子どもたちへの支援金10万円を寄付したとのご報告をいたしましたが(2009年1月21日)、その支援の詳細についてNLD解放区日本支部より案内と報告がなされていますのでご覧ください(ビルマ市民フォーラムのメーリングリストより転載)。

ミャンマー・タイ国境に暮らす子供たちへの支援のお願い

私たち「国民民主連盟(NLD)日本支部」は、今年から、ミャンマーとタイとの国境付近に住んでいる子供たちへの支援活動を始めました。今回、皆様にこのようなお知らせを送らせていただくことにしたのは、この活動にご理解をいただくとともに、ぜひともご協力をお願いしたいと考えたからです。

現地からの情報によりますと、2007年の時点で、国境付近のメソット、メラマ、ポット・プラなどに、7500人を超すミャンマー人の子供たちが暮らしているということです。ミャンマー政府と少数民族との内戦や、経済的な理由から両親に捨てられた子供も少なくありません。その数は、2008年6月時点で2580人、乳児や幼児も含まれているそうです。両親がいない子供たちは、同じミャンマー人がボランティアとして運営する学校併設の孤児院等で生活しています。しかし、衣類等の生活物資は不十分で、履物すら持たない子供もいるそうです。食事も栄養が偏っていて、衛生状態もよくないことから、健康についても懸念されています。

今回、私たちは、少しでもこのような子供たちの力になりたいと考え、彼らの生活の場ともなっている学校への支援活動をスタートさせました。すでに、NGOなどからサポートを受けているところもあります。しかし、すべての学校にいきわたっているわけではありません。私たちは、現地からの情報をもとに、依然として支援を受けることができていない学校を探し、サポートしていくつもりです。

どうか、私たちの活動にご賛同いただき、少しでもご協力いただけますことをお願い申し上げます。

なお、昨年10月、私たちがメソットの「アガペ」という名の学校を訪問し、撮影した写真を一部添付しておきます。こちらの学校は、NGOの支援をほとんど受けていないと聞きました。子供たちは、同じ敷地内にある建物に住み、勉強していました。ご覧になっていただければ幸いです。さらにご関心のある方は、私たちのホームページ(http://homepage3.nifty.com/htunktt/index.htm)に多数掲載していますので、見ていただければうれしく思います。
 
      国民民主連盟日本支部
       議長:タン・ゼン・ウー
       社会福祉部部長:ケイ・ティ・ティン(日本語で大丈夫です)
       E-mail: nrk39484@nifty.com
   携帯電話:080-6676−4987(午前8時から午後5時まで)

     ★ 【子供たちへの支援金 振込先】★    
       振込口座:Thaung Myint  Oo
       みずほ銀行普通預金:2584987

NGO共同声明

 在日ビルマ難民たすけあいの会は以下の共同声明に賛同いたしました。声明の詳細及び他の賛同団体については末尾のリンクをご参照ください。

「管理」ではなく「共生」のための制度を!

NGO共同声明・2009

 日本政府は今春、外国人法制度の再編を図る法案を今国会に提出する。これは、昨年の閣議決定によるものであるが、具体的には「在留カード」を柱とする入管法改定案と、「外国人台帳」を新設するための法案である。

 私たちは、NGOからの提案として、そして日本社会に暮らすさまざまな国籍の住民による切実な要求として、以下のことを政府と国会に求めたい。

(1)政府は、外国人の管理強化を図る「入管法改悪案」とそれに担保された「外国人台帳法」構想を撤回すること。

(2)政府と国会は、すべての在日外国人に対して、「住民」としての地位と権利、および国際人権条約が定める「民族的マイノリティ」としての地位と権利を明示した「人権基本法」を立法化すること。

(3)政府と国会は、外登法を廃止すると共に、住民基本台帳法を改正して外国籍住民をその対象とすること。

◇その対象は、国籍と在留資格の有無にかかわらず、外国籍住民すべてとする。

◇自治体はその情報を、納税と住民サービス以外の目的のために利用、提供してはならない。